なぜ?緊張すると脇汗が垂れる…
- 上司や取引先と話すとき
- 大勢の人前に出るとき
- 面接や試験の本番
…「ここぞ」の場面で、自分の意思とは関係なく滝のように流れる脇汗!手汗と並んで悩みが深い症状です。
『汗ジミが恥ずかしい』『臭いが気になる』など汗自体の困りごとも多いですが、発展すると脇汗そのものがトラウマとなって緊張を引き起こす『負のスパイラル』に陥ることも。
緊張による脇汗を抑えるには
緊張で流れる汗はコントロールが非常に難しいです。対処法があるとすれば
- 脇汗自体を出にくくしておく
- 脇汗が出てもいいようにしておく
という2段構えの対策が効果的!
@脇汗自体を出にくくする
制汗剤
汗の出口である『汗腺』を制汗剤で塞いでしまう方法があります。スプレータイプよりも、脇に直接塗りこむロールオンやクリームタイプが効果が高いです。臭いも抑えてくれます。
汗止め帯
(画像はげんき生活 楽天市場店より引用)
舞妓さんが顔に汗をかかないよう、帯で上半身を締め付けているのを応用したアイテム。皮膚を圧迫すると発汗の抑制が働く…という仕組みです。ツボ押し効果と締め付け効果で顔・脇にかく汗を防ぎます。
脇汗のツボ押し
乳首の3〜5cm上にある『屋翳(おくえい)』、脇の下にある『大包(だいほう)』には脇汗を抑える効能があります。また手のひらの中央にある『労宮(ろうきゅう)』には自律神経を整える働きがあります。
A汗が出てもいいようにしておく
汗わきパッドを貼り付ける
身体の方でなく服の方にできる汗対策としてお馴染み。粘着テープで内側から貼り付けたり、洗って繰り返し使えるタイプもあります。服の黄ばみ予防にもなります。
生地が薄いと外側から透けて見えることもあるので要注意。服の色に合わせて白地・黒地を使い分けたり、ノースリーブ用を選ぶと目立ちにくいですよ!
脇汗が目立たない服選び
脇汗は服の色や材質によって見え方が違います。
■色による汗ジミの見え方の違い
目立ちやすい色 |
目立ちにくい色 |
---|---|
・グレー |
・白 |
グレーやベージュなどは濡れると明度が下がり、脇汗の部分だけ濃く見えるので目立ちます。逆に黒やネイビー系の色は濡れても色が変わることが少ないです。またフラワープリントやボーダーも汗ジミをカバーしてくれます。
白は濡れても透明で、光を反射するので一見すると目立ちにくいです。しかし汗をかいたまま放置すると黄ばみになる可能性があるので要注意!
■材質による汗ジミの見え方の違い
目立ちやすい素材 |
目立ちにくい素材 |
---|---|
・綿 |
・サテン |
綿やウールは吸水性が高いため汗ジミが残りやすいです。冬でもセーターなどは汗を吸い込んでしまうことがあるので、目立たない色味を選んでカバーしましょう!
『気持ちのゆとり』が対策にもなる
緊張で脇汗をかく人は、
- 完璧主義な人
- 神経質な人
- 周囲に気を遣う人
に多い…とされています。メンタルの強さより『失敗できないプレッシャー』に晒されている人ほど起こります。
しかも一度汗をかくと余計に意識してしまい、
「脇汗を見られたくない」
「臭い・不潔と思われたくない」
こういった気持ちが焦りを生み、不安と緊張から脇汗を悪化させてしまいます。
上に挙げたような汗が目立たない服やパッドを使って、『脇汗をかいても大丈夫だ』という精神状態を作ることが一番の汗対策。あなたが一番安心できる方法を取り入れましょう!
緊張で脇汗が増える理由
止めようとしても止まらない脇汗、その原因には自律神経が深く関係しています。
私たちの体が汗をかく仕組みは、大きく分けて
- 温熱性発汗(体温調整のために出る汗)
- 精神性発汗(緊張すると出る汗)
の2つに分けられます。
余分な熱を逃がすための『温熱性発汗』と違い、精神性発汗は脳が興奮状態で自律神経が乱れることで起こります。自分の意思とは関係なく、暑くもないに大量の脇汗が流れるのです。
自律神経と汗の関係は深い
自律神経は汗と複雑に関係しています。私たちの体内にある自律神経には、
- 興奮・緊張を司る『交感神経』
- リラックス・沈静を司る『副交感神経』
という2つの種類があります。緊張すると『交感神経』が活発になり、アドレナリンなどのホルモン分泌が促進されます。そのためドッと噴き出すように大量の汗をかいてしまいます。
厄介なのは緊張が『無意識に』起きていることでしょう。
「失敗したらどうしよう」とか「あの人に嫌われたくない」という深層心理がはたらくためコントロールできないのです。
精神性多汗症は脇だけでなく手のひら、足、顔など局所的に大量の汗が出るのが特徴。人によっては脇だけがすごい量の汗になることもあり、対処しきれなくなることもしばしば。
緊張して出る脇汗は臭い?
緊張による脇汗は『臭くない』ことが多いと言われています。しかし実際は体質や生活習慣によって違うため、一概に臭わないとは言えません。
汗が出てくる『汗腺』には
- エクリン汗腺(サラサラした無色無臭の汗を出す)
- アポクリン汗腺(ベタベタして濁った汗を出す)
という2つの汗腺があります。アポクリン汗腺から出た汗が雑菌によって分解されると独特な臭い(ワキガ臭)を放つようになります。
緊張した時に出てくる脇汗は、このエクリン汗腺・アポクリン汗腺の両方から分泌されます。つまり、もともとアポクリン汗腺の量が多い人は緊張時の汗でも臭いやすいのです。
止まらない脇汗。臭いの予防法は?
脇汗は量が多いうえに乾きにくく、服に染み付くと雑菌の温床にもなります。汗が止められない場合は雑菌の働きを抑えることで臭いを予防していきましょう。
衣服の抗菌
普段のお洗濯に抗菌力が高い洗剤を選ぶことで臭いを和らげることができます。
- アタック抗菌EX Wパワー
- アリエール リビングドライ
- 部屋干しトップ
など室内干しを想定した洗剤は比較的抗菌力が高いです。
デオドラント用品を見直してみる
デオドラントはスプレーが簡単で便利ですが、制汗力でいうとロールオンやクリームタイプの方が上。まずはこちらの見直しから取り掛かってみてもいいでしょう。
制汗成分なら『塩化アルミニウム』や『クロルヒドロキシアルミニウム』のように汗の出口を閉塞してしまうタイプのものが効果的。
ただ塩化アルミニウムは効果が強い半面、肌が弱いと痒みや刺激を感じることがあります。その場合は効果が穏やかなクロルヒドロキシアルミニウム配合のものを選んでください。
おすすめのデオドラント用品
ロールオンタイプなら『シナイ』がおすすめ。クロルヒドロキシアルミニウムで脇汗をピッタリ抑えるだけでなく、雑菌の繁殖を99.9%抑制してくれます!
目立つ汗ジミ・臭いをまとめてブロックしてくれますよ。
\返金保証つきニオイケア/
>> Sinai(シナイ)ワキガ&汗ジミへの効果をぶっちゃけ口コミ! TOP
■関連ページ
【脇汗の黄ばみ予防法】黄ばみでダメにする前に! >> 記事はこちら
ある日突然気が付く【服の黄ばみ】見付けた時のショックったらないですよね…洗っても落ちない!もう着られない!なんてことになる前に。正しい予防法と洗濯方法を知っておきましょう(*^^)b
【自分の匂い確認法】ワキガに自覚症状はある? >> 記事はこちら
自分はワキガ?怖くて聞けない、でも気になる!そんな自分の匂いを知りたい人のためのセルフチェック方法まとめ。自覚がある人はワキガの可能性あり!?